2005年度 愛媛協会カレイ・アイナメダービー
松山フィッシング 土居 裕希
今年は、もうダメかなと思っていた。11月の釣果は、バッジカレイ1枚、しかも31センチ。カレイダービーの入賞は無理なサイズだ。その上、11月中旬ぐらいから腰の状態も悪く、コルセットを巻いた生活。 釣りはしばらく休もうかなと思っていた時、同じ会社のKさんから『明日、釣りに行かないか?』の電話。しかも、鹿島一文字に行こうとのこと。しかし明日はマイナス潮、おまけに鹿島一文字は自分の中で最悪の相性、絶対行きたくないポイントのひとつなのですぐに却下。腰が痛いので車横付けの興居島の相子がいいと思い、Kさんに『明日は興居島に行こう。だから朝5時にKさんの家に行きます。』と言い、電話を切った。 プルルプルルと電話が鳴っている。ハッと気が付くと朝6時。やってしまった!寝坊だ〜。さっきまで鳴っていた携帯電話の履歴を見ると、Kさんの名前が!すぐに電話をかけて謝り、Kさんの家に行ってエサを買って、フェリー乗り場に着いた時には7時を過ぎていた。フェリー乗り場を見ると車も人も半端じゃないほどいる。しかも学生が?フェリーに中学駅伝と大きく書いている。もしかすると乗れないかも?まぁ、ここまで遅れたら次の便でもイイやと思っていると、軽ならギリギリ乗れるとの事。軽でよかった。もっとも1便目でないので、相子はダメだろうと諦めながらも行ってみると誰もいない。ラッキー! 釣り場に着いて一時間も経つと駅伝の選手たちが本番に向けて練習をしに来た。どうやら僕たちが釣りをしている所が折り返し地点らしく、たくさんの生徒が走ってくる。女子生徒が走ってくると、釣り場が明るく感じる。『土居君、今日はロリータ竿と、仕掛けはブラジャーBかパンティーを持って来とったら良かったな〜』Kさんと冗談で盛り上がる。 2時間後、手前の岩場は浸かって取り込みやすくなってきた。相変わらず女子生徒のアタリはあるが、本当の竿の方はピクリともアタらない。そうこうしていると竿ではなく、腹がググググググ〜と大きくアタってきた。普通ならその場で処理をする所だが女子生徒が練習をしているので、車で泊港の公衆便所までブッ飛ばす。 スッキリして戻り、1本ずつ点検をする。左の竿はエサがそのまんま残って上がってきた。そのまんま投げ返す。真ん中の竿を上げてみると、ズシッと重たい。重いだけでなくシメ込んでくる。マチガイない!さかなは確定。あとは奇数か偶数か?シメ込みは収まらない。しかも円状には上がってこない、最後の最後まで浮いてこない。これは間違いなくカレイだ。慎重に浮かせてKさんに玉網ですくってもらった。 上げてビックリのイシガレイ。生まれて初めてのDランク。興奮して嬉しくて1時間ほどは釣りにならなかった。興奮状態が少し治まった10時30分ごろ、白バイとパトカーが来て、釣りを止めてくれとのこと。11時から駅伝が始まるらしい。釣れていなかったらもう少しやりたかったが、素直に撤収。北浦に移動し、17時まで粘り、Kさんもカレイを釣り上げた。 まあ、Kさんの場合は真面目に釣りをしてアタリも見た“釣ったカレイ”。僕のはアタリも見ていない“釣れとったカレイ”。サイズは僕の方が上だったが、価値はKさんの方が上だった。 後日、またKさんと興居島へ・・・。この日もKさんの電話で目が覚める。場所は違うけど、また釣ることが出来た。Kさんのおかげかな?と思います。『Kさん、また一緒にいきましょう!』